山本みわです。
要望が実現したのでご報告します。

過去のC型肝炎検査で
「感染している可能性が極めて高い」という結果が出た方に
早期受診・早期治療を勧める通知を出すよう要望しました。

肝炎ウイルス検査で陽性と分かりながら、
医療機関を受診していない人は4割近く!
国内最大の感染症と言われる【ウイルス性肝炎】は
自覚症状がないことが多く、本人が気づかないうちに
肝硬変や肝がんへ移行してしまう可能性が高いのです。

<肝がん>は
主要ながんの中でも生存率が低く、
肝がんの原因は
B型肝炎ウィルス 約15%
C型肝炎ウイルス 約60%
約75%は肝炎ウィルスに因るものと言われています。

その一方で、
C型肝炎の治療はたいへん進歩していて、
ほとんどの場合、飲み薬でウイルス駆除ができるようになってきました。

「たたけ!肝炎ウィルス」のリーフレットは
佐賀大学を中心に作られ
リーフレットを活用した受診勧奨の取り組みで
大きく効果をだした佐賀県や静岡県の事例から、
茨城県での導入を
田村けい子県議会議員と共に推進しました。

2017年3月
茨城県でリーフレットを導入し、
各市町村に配布されましたが、活用には至っていませんでした。
そこで、つくば市へ提案したもので、
受診勧奨を積極的に進めるようお願いしました。

2017年4月21日要望書提出。
【C型肝炎検査を過去受診した方への受診勧奨に関する要望】

その後
部内検討をしていただき
通知文、たたけ肝炎ウイルスのリーフレット等、陽性対象者に送付していただくことになりました!

平成27年以前にC型肝炎陽性と診断された方の中には、
「過去の治療で完治しなかった方」、
「インターフェロン治療の入院や副作用から治療を躊躇していた方」
「外来通院だけでウイルス排除できることを知らない方」
も大変多くいる現状があります。

C型肝炎に関しては、平成27年以降に発売された経口剤によって
治療が劇的に進歩していることから、
過去の検査で、陽性者
(少なくとも特定感染症事業が開始され、県として
C型肝炎陽性者の情報を把握されている
平成20年〜)に対して、
「たたけ肝炎リーフ」と「C型肝炎ウイルスの治療」等の最新情報をお知らせし、
一刻も早く早期治療に繋げていただくようお願いしたものです。


最終的に5月17日付で
対象者で、現在つくば市在住の方、
約60名に郵送されました。

早期治療により、重篤な症状にならないよう、できることから始めてまいります。

C型肝炎対策要望書たたけ肝炎ウイルスリーフ