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ミサコのピアノに導かれるように人と人をつなぎ、平和の心を伝えるコンサートの立役者である、朗読家の飯島晶子さん。この日は、ラヂオつくばの出演と、毎日新聞の取材でつくばにいらっしゃいました。
『未来への伝言』
あなたは被爆ピアノを知っていますか?
2009年8月東京で開かれたあるコンサートのためにはるばる広島から一台のピアノがやってきました。
今から65年前、広島で被爆し奇跡的に残ったピアノでした。
ガラスの傷跡の残るピアノは「ミサコの被爆ピアノ」として知られ 被爆二世の調律師矢川光則さんの手で修復され今全国で平和のメッセージを奏でています。
コンサート「未来への伝言」で このピアノと出会った人々がいます。
人間国宝 長唄杵巳流杵屋巳太郎さんもそのひとりです。
巳太郎さんは谷川俊太郎作「原爆を裁く」など5つのエピグラムからなる詩に曲をつけ、戦争の悲惨さ、戦争の愚かさをつたえようとしました。
これらの曲が時空を越えて「被爆ピアノ」と三味線で演奏されたのです。
音楽を通じた「未来への伝言」はジャンルと世代を超えて伝えられたのでした。
被爆ピアノと共にコンサートの音楽を構成した谷川賢作さんによる旋律、
戦争を知らない時代をになう高校生たちの純粋さ
そして七色の歌声を持つおおたか静流さんの響く歌声
このピアノを主人公とした松谷みよ子作「ミサコの被爆ピアノ」の飯島晶子さんによる朗読
そのすべてが平和という未来への伝言をインパクトのある音楽と言葉でつたえました。
小さなピアノが奏でる 平和な時代だからこそ謳歌できる音楽と朗読のひと時が私たちの町へもやってきます。
8月8日(日)14時開演 土浦市民会館大ホール
大人2000円、高校生以下1000円(全席自由) ※当日券まだあります。
未来への伝言2010茨城HP⇒こちら
飯島晶子さんHP⇒こちら

著者:松谷 みよ子
販売元:講談社
発売日:2007-07-03
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